【はたよがのひるよが3周年記念】ヨガ旅エッセイ_インドに置いてきたモノ④

はじめに

ナマステ!

ひとしずくサポーターの皆様、いつもたくさんの光をあててくださり、心より感謝致します。

この度、2023年1月より2か月間のインド滞在から帰国し、私の頭と体と中にあるものを文章にして、皆様と共有できたら良いなと思い、慣れないエッセイを作成する事になりました。

いつもは「はたよがのひるよが」での15分間のお付き合いですが、今回はもう少しだけ長くお付き合いいただけたら幸いです。

ありがとうございます。

2023年3月 岡崎真弓

3年ぶりの再会

今回のインドでは3つの街に滞在しました。

その一つがインドのマイソールという都市で、ヨガの歴史があり外国人が多く訪れるところです。

私は、パンデミック(コロナウイルス感染症の世界的大流行)以降3年ぶりに訪れたのですが、大きな変化の中でも残っているお店や、変わらず頑張っている人々を見ることができ、とても嬉しかったです。

特にリキシャ(三輪タクシー)の運転手たち。

その日、街を歩いていたら、あるリキシャが道の反対側から無理矢理Uターンして凄い勢いで向かってくるんです。インドでは街を歩く時、予想外の方向からやって来る人、動物、オートバイ、石や穴や牛の糞などの障害物に注意して巧みに身をかわさなければなりません。

私は、慣れた感じでその運転の荒いリキシャを避けようとした瞬間「マダーム!」と大声で私を呼ぶ運転手。

よく見ると、3年前に度々私を乗せてくれた運転手の兄弟でした。

インドののりもの、リキシャ

2人とも以前と変わらず、奥まで見える透き通った目と、少しシャイな笑顔で私との再会を歓迎してくれて、私もとても嬉しくなって「また乗せてね!連絡するから!」と約束をしてその日は別れました。

きっとこの3年間はほとんど収入がなく、日本の様に国からの金銭的な補助などもないインドで、変わらずそこに居てくれたこの兄弟の存在がとてもありがたく、この人との繋がりが、私を温めるとても貴重で大切な物だと思いました。

特にひとり旅だったせいか、人との繋がりへの感謝 の気持ちはより深く感じられたのだと思います。

インドから15分ヨガをお届け

また、北インドのジョードプルに居た時は、ひとしずくのお昼のオンラインヨガ「はたよがのひるよが」でみなさんと繋がれましたね!こんな遠いところに来ていても、スクリーン越しに、いつもそこに居てくれる方々にしみじみと感謝しました。

「ありがとう」って心で何度も言いましたが、レッスン中伝わりましたか ?

広大なインドの遺跡を背景に屋外での中継でしたので、レッスン中は私の興奮度が増し、慌ただしさだけが伝わってしまったかもしれません (笑)。

ジョードプル滞在先の屋上からヨガをお届け

頭と体と心を使って満たされる

こうして、インドではたくさん頭と体と心を使って無事に帰国しました。

実は、帰国直前に奥歯が急にひどく痛み出し、左の頬を腫らしたまま痛みと歯痛から来る熱と戦いながら帰国したので、その後、旅疲れと歯痛疲れで2週間ほどぐったりしていました。

なかなかインドは体力要るよな、、、

あと何回行けるかな、、、

と痛みのなかでぼんやり考えながらも、

自分の中にとても満たされたものがあるのを感じました

満たされているのだけれど、、、とても軽い感じ? きっと、インドでの良い感情や良い行動が今も心と体を満たし、不必要なエゴ(私欲、嫉妬、思い込みなど)はインドに置いてきて頭の中がスッキリ軽くなっているのだと思います。

インドに置いてきたもの

最後に、なぜインドなのか?

ただシンプルにインドが好きだからです。

そして、インドに置いてきたモノとは?

エゴをいっぱい詰めて置いてきた、エゴバックです。

インドにはまだまだ、たくさん見たいものがあり会いたい人がいるので、今世では私の旅は終わらないかもしれません。

次の人生でもまたインドから会いましょう

ヨガ旅エッセイ_インドに置いてきたモノ(完)

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