昨夜最大震度6の地震がおこりました。西日本各地で揺れを感じ多くの眠りが妨げられ、さまざま被害が起きています。被害が最小限にとどまるよう祈っています。
予測もしない事態に遭遇したときにどんなことが自身の内側、特に脳内で起きているのかモニタリングする癖がついたのは、マインドフルネスの学びを深めるようになってからです。
学びのなかで出会った本でダントツ付箋貼り付け数が多いのがこの一冊。
脳科学者が脳卒中に襲われ左脳の機能に損傷をうけ、そこからの回復のプロセスのなかで生まれたのがこちらの本です。
壊れた瞬間の状態からの生々しい描写から、脳科学の知識、そして回復の中で変化していく精神性と人間関係…正直他人事だから面白いのだけども、生物学上は同じ構造である脳という器官持つ人間として自分の物語にもなりうるな、と何度も繰り返し読んでしまいます。
抜粋
「頭の中でほんの一歩踏み出せば、そこには心の平和がある。そこに近づくためには、いつも人を支配している左脳の声を黙らせるだけでいい」
左脳の機能を失いかけ、右脳の世界にどっぷり浸かってみたら、涅槃(ニルヴァーナ)の体験をしてしまったという物語。
地震が起こったり、パンデミックの中にいたり、タスクに追われたり、対人関係がうまくいかなかったり、困難をなんとか乗り切ろうとする人間の知恵と、静寂の中にも滞在することのできるチカラ、バランス大事だと思うのです。(文責:ひろこ)
カラダの感覚をとぎすます「あさ」「ひる」「よる」15分をお届けしています。
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